
はじめまして!2023年から山にハマり、週末は登山やトレイルランニングを楽しんでいる30代トレラン女子、『やまりこ』と申します。
今回は東京・あきる野市で開催されたハセツネ30Kに、2回目の出場をしてきました!エイドステーション一切なしの過酷なレース・・・果たして、無事に完走できたのか・・・?
この記事を読んでほしいひと
トレイルランニングの大会に興味がある人
トレラン初心者で、トレランに挑戦してみたいと思っている人
ハセツネ30Kへの挑戦を考えている人
ハセツネ30K とは・・・
ハセツネ 30K は、自己の限界を追求するトレイルランニングの最高峰『日本山岳耐久レース(ハセツネ Cup)』の入門大会として位置づけ、またショートトレイルランニングの競技としての普及と、安全走行の啓発、自然保護の精神の高揚を趣旨として、スタートしました。
上記にも記載がある通り、ハセツネcupは秋の70キロが本選です。日本山岳耐久レース、ハセツネCUPは1993年より毎年10月に開催されていて、2025年で33回目を迎えます。
元々は秋のハセツネCUPのみ行われていたようですが、30Kはその前哨戦として、後から誕生した大会ということです。2025年のハセツネ30Kは第17回大会でした。
ハセツネ30Kで男子500位以内、女子50位以内でフィニッシュできると、秋のハセツネCUPへの優先エントリー権が付与されます。
ハセツネCUPに関してご興味がある方は公式HPをご確認ください。
大会概要
大会名、開催日、場所、主催者情報などハセツネ30Kの基本情報を紹介します
大会の規模 | 中~上級者レベル。初心者では完走は難しい |
開催日 | 2025年3月30日(日) |
開催場所 | 東京都奥多摩山域 |
参加者数 | 出走数 1,340名(男子 1,200名/女子 140名) |
コースの種類 | トレイル |
距離 | 30km |
参加費 | 12,000円 |
スタート時間 | 走力順のブロックごとによるスタートになります 第1ウェーブ(エリート含む) 8:30 第2ウェーブ(一般) 8:33 第3ウェーブ(一般) 8:36 第4ウェーブ(一般) 8:39 第5ウェーブ(一般) 8:42 第6ウェーブ(一般) 8:45 |
制限時間 | スタート後7時間 |
関門 | 第1関門制限時間/スタート後 3時間45分 ※第2関門は廃止されたようですが、 16:00以降に入山峠に到着した選手はリタイア扱いのようです |
参加賞 | 地元特産野菜のらぼう菜 大会オリジナルノースリーブシャツ |
評判 | エイドがない大会のため携行する水の量には注意が必要 |
私にとっては2025年最初のレースでした。
去年はとても暑かったのでかなり警戒していたのですが、今年は途中で雪?みぞれ?がちらつく時間帯もあり、少し肌寒いくらいで走りやすい気温でした。
コースデータ
戸倉三山を中心としたコース。
秋川渓谷リバーティオ→西戸倉登山口→城山→荷田子峠→グミ御前→臼杵山→第1関門(小坂志林道)→ゴロハチ林道入口→市道山→入山峠→今熊神社→秋川渓谷リバーティオ
https://www.hasetsune.jp/30K/training.html
大会当日までの準備など
練習内容や目標設定、大会前の食事や持ち物の準備についてご紹介します。
練習プランや大会直前の調整方法
今回私は試走に3回行きましたが、
1回目は1月に練習会に参加して最初のロードに出る前に捻挫してリタイア、
2回目はヨメトリ坂をくだったところでエネルギー切れになりハンガーノック気味になったのでエスケイプ、(足に力が入らなくなり転んだのでそれ以上進めないと判断しました、怪我がなくてよかったです)
3回目は大会1週間前に一人で行きましたがコースは最後まで走り切ったものの制限時間に間に合っておらず、大会当日まで完走が危ぶまれていました。
注意!道迷いについて
今回の試走中、何人もランナーの方に道を聞かれたりコースアウトしていく方を見かけたりしました。
道迷い・遭難の元になりますので不安がある方は一人でチャレンジせず経験者の方と一緒に行くか、試走会などもいろんな方が開催されていますので1回先に参加してコースを十分に把握してから一人で試走に行くことをお勧めします。
2回目の試走の時、自分はちょうどコースの半分の地点、ヨメトリ坂を降りたところで笹平のバス停に向かいエスケープしましたが、トレランでは30キロはショートレースに分類されますが初心者にとってはじゅうぶん長いコースです。途中でトラブルが起きた時のために事前にエスケープできる地点も確認されていくことをおすすめします
必携品や便利だった持ち物のリスト。
必携品
●水1.5L以上
●登山用レインウェア上下(防水性および透湿性を兼ね備えた素材を使用して作られた山岳の悪天候に対応できる縫い目をシームレステープで防水加工したフード付きのもの。)
●行動食
●GPS位置情報サービス端末(IBUKI)
私は怪我の元になるので上記に追加して手袋は必ず持っていくようにしています。
奨励品
●レインウェア以外に防寒着(ダウンや新素材等保温性の高いもの)
●携帯電話
●ヘッドランプ
注意!水・補給食について
ハセツネの原点「自己への限りない挑戦、そして、無事に帰還するのが原則」に則り途中にエイドはありません。そのためスタートしてから帰ってくるまでに必要なものはすべて自分で携行してレースに挑む必要があります。
私は今回水は3L持っていきましたがゴール後1Lくらい残っていたと思います。去年は暑かったので3L持って行ってもすべて飲み干していたので天候とご自身の必要量を鑑みて水分や補給食の量を調整する必要があります。

使わなかったものなども入っていますが当日の持ち物です
大会当日の朝の流れ
会場への移動
大会当日の移動に関して
地元から当日始発で移動しても間に合うのですが、今回は拝島駅のビジネスホテルに前泊しました。
7:17拝島駅発、7:35武蔵五日市着の電車で会場へ向かいました。武蔵五日市駅からは徒歩、出場されるランナーの皆さんと同じ方向へ歩いていけばスタート地点である秋川リバーティオに辿り着けます。
前回もそうだったのでもう1本早い電車に乗ればよかったとあとで反省したのですが、
会場に到着したときは荷物預けやトイレに長蛇の列、8:30、33分発の第1ウェーブや第2ウェーブの人は、この時間に到着したらスタート準備が間に合わないなと感じました。
荷物預け用の袋がどこで配布しているかわからずウロウロしていたのですが、とりあえず時間がないので列に並びながら上着を脱いだりして荷物を整えていると、ボランティアスタッフの方が袋を配りに回ってきてくれたので、なんとか預けるまでに荷物をまとめることができました。
荷物を預けたあとはすぐにトイレの列に並びなおしました。女子トイレもかなり並んでいてスタートに間に合うか不安だったのですが、ランナーズチップをシューズに取り付けたり、バタバタしながら列に並んでいる間に自分の番が来て、無事スタートに間に合うことができました。
スタート前にやったことなど
会場に着いてからアップをする時間はなかったです。
絶対にアップをしてから走り出したい方や、トイレに行かないと不安な方、バタバタするのが苦手な方は電車の場合7:35武蔵五日市駅着の時間で行動するのはおすすめしません。
せめてもう1本早い電車をおすすめします。
当日の大会側のスケジュール
6:00~8:00 出走受付
6:30~8:00 手荷物預け・更衣室
8:15~ 開会式
8:30~ 第1ウェーブスタート
前日受付について
昨年までは東京近郊のスポーツ店など専門店での「事前装備チェック」を実施していたのですが、今年からなくなったようです
前日受付のスケジュール
開催日時:2025/3/29(土) 12:00~16:30
開催会場:秋川渓谷リバーティオ
当日の朝は時間がないと思っていたので、スタート地点で行われた事前受付に行ってきました。
16:30の終了時間ギリギリになってしまったのでイベントには参加できず、ブースもほぼ終了していました。次回はもっと余裕を持って参加したいですね!
前回の事前装備チェックでは荷物の中身を結構厳しく見られた(特にレインウェア上下はちゃんとチェックしていました)印象だったので今回もちゃんとすべての必携品をトレランリュックに入れて持って行ったのですが、中身のチェックはありませんでした。
レースの詳細
コースの特徴、天候、雰囲気などをお伝えします
コースの特徴
ハセツネ30Kは小坂志林道手前の第一関門までの臼杵山の登りと、ストック使用OKになるゴロハチ林道の登り、大きく分けてこの二つの登りが前半戦後半戦だと思っています。
前半頑張りすぎず、でも関門には間に合うように進み、後半ゴロハチで力尽きないようにがんばる、こんな感じのイメージで進めています。
レース中の自分のペース配分などについて
前回は1回目のレースでかなりうしろからのスタートになったので渋滞にも巻き込まれていて、登りが遅い自分は最初の臼杵山の登りで回りについていけずに自分のペースで進むしかなかったのですが、
今回は遅いながらも多少周りのペースには合わせて進めていたので、その点は成長を感じられてよかったです。
第4ウェーブでのスタートだったのですが、市道山分岐くらいまではほぼシングルトラックですし抜かしどころもあまりなく、ほぼ渋滞というか周りのペースに合わせて進むしかありませんでした。
速い人はやきもきするだろうなという感じでしたが、登りが遅い自分にとっては頑張りすぎずサボりすぎないちょうどよいペースで進めてよかったです。
レース中一番テンションが上がったヌルヌルゾーン!
ちょっと正確な場所までは覚えていないのですが前半臼杵山のくだりあたりで前日の雨と、標高が少しあるので(800m)気温が低いのか雪が残っているところがあり、コースがぬかるんでぐちょぐちょでかなり滑るところがありました。
正直に言って今回のレース中、このゾーンが一番スリリングで楽しかったです。
テンションがあがりすぎて思わず「楽しい!」と口に出して言っていました。(周りに人がいない瞬間でよかった)
エイドステーションや補給食に関して
ハセツネ30Kはエイドがないので、水も補給食もすべて自分で背負っていかないといけません。
今回補給食でチャレンジしたのは自作のパウンドケーキを持っていくこと。
そのうち時間があったらレシピも掲載します。
3切れ持って行ったのですが1切れはレース前に食べ、2切れレース中に食べて完食しました。
エナジージェルを摂ると消化が止まる感じがするので、絶賛補給食迷子中です。
とはいえ今回は胃腸の調子がよさそうだったので後半入山峠らへんで結局予備に持っていたアミノバイタルのジェルも1本飲み干しています。
その日のコンディションや気分によって身体が受け付ける食べ物が全く違いますし、レース中にならないとわからないので正直ガチャみたなものなんですが、今回の補給は当たりだった気がしています。
パウンドケーキは試走の時から試作して試していたので、今後もレースの時は作って持っていこうと思います。
タイムや結果
結果・・・、完走できましたー!わー!(パチパチ)
タイム: | 6時間09分17秒 | 女子30代:17位 | 女子総合:77位 |
去年の結果:タイム 6時間40分
30分くらい縮められたので、まずまずの結果だったのではないでしょうか・・・!
今回のレースの感想と反省点
自分の走りでうまくいったこと
体調もよく前回よりは成長を感じられたレースだったので、レース自体には満足のいく結果が得られたと思います。
大きなトラブルもなく、当日持っていた実力は出し切れました。
あとはもう普段の練習でどれだけ追い込めるか、これに尽きます(^^)
相変わらずくだりは調子がいいので、うしろから来たお兄さんに「お姉さんくだり速いッスね!」と声をかけていただき恐縮でした(登りでおいて行かれました)
次回に向けての具体的な改善策や新しい目標。
来年もし出場するのであればブロックがもう1個上がっているといいなの気持ちです。
最初ののぼりは歩かず走り切れるくらいに成長したいです・・・
ハセツネに関しては今後新たな関りを持とうと計画中です(^^)/その様子もこちらのブログで綴っていければいいなと思います♪
最後までお読みくださりありがとうございました。